ゼロから始めるデジタル造形

アラフォーのおっさんが、今更ながらデジタル造形師を夢見て日々邁進(ときどき寄り道)しております。

ワンフェス2017夏(の写真はアップしてないです・・・)

 この夏も一般客として見に行きました。

 ただこれまでと違い、来年夏のディーラー参加を目指し、造形している中で自分の中に生じた疑問点を他のディーラーさんはどのようにしているのかとか、クホリアで出力したフィギュアがどのようなものなのかなどを拝見させていただきました。

 また、クホリアユーザー限定で、多夢さんから現在開発中のPLAをいただきました。

 しっかりしていて、それでいて研ぎやすいとのことです。

 話を聞いているとABSよりPLAの方が扱いやすそうで、出力品を見ると、ABSで造形したものよりPLAで造形したものの方がくっきりと形が現れていたので、いただいたPLAで試してみようと思います。

 PLAはABSより固くて研ぎづらいということで避けていたのですが。

 企業ブースに叶美香さんが降臨したみたいですが、見られなくて残念です。

 みなさん、お疲れ様でした。

 

 ワンフェスに行っている間に、果南ちゃんのウエットスーツのファスナーがきちんと表現できるか3Dプリントで出力しておりました。

 当初は、ソフトに入っているブラシを使って、

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こんな感じにやってみたのですが、これを出力すると、

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どうも、細かすぎてギザギザ部分が欠けたり、穴が埋まったりしてう~んという感じでしたので、

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という感じでデフォルメして再びプリントアウトしたところ、

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とはっきりくっきりして良くなった感じがします。

 

 

 

途中経過(出力)

 先日の3Dデータをクホリアで出力してみたら約40時間かかってできたのがこれ。

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ABSで、ノズル0.3ミリで積層0.05ミリ、サポート濃度はおそらく中間だったかな。

高さは16センチで、1/10サイズです。

もっとサポートを減らしたいのですが、失敗のリスクを減らすために多めに設定しています。

今の仕事を辞められたら色々試してサポートを少なくても綺麗に出力できるようにしたいのですが、現実は厳しいです(T_T)

で、サポートをできるだけとってサフを噴いたのがこれ

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髪の毛とかサポートがきれいにとれなかったため、サフを噴くと汚くなってしまいました。

ももとかはおしりとか大きい部位はサポートもとれやすかったので、サフを噴いても綺麗ですけど、髪とか細いところはサポートも細かくなっているみたいでそれを取るのに一苦労やし、どうしても残ってしまった。

髪の一部が欠けたりもしたし(>_<)

細かいサポートを上手く取る方法はないものかしら。

今回の目的であった体のバランス等の確認はできたので今回はよかったけど、最期の方はもっと精密さをもとめることになると思うので、クホリアのポテンシャルを引き出せれるよう頑張らんとなぁ(^^;)

途中経過

 zbrushも4R8へとバージョンアップし、新しい機能の使い方の勉強中。

 それまでの機能も十分使い方がわかっていないんだけどなぁ(>_<)

 

 現在、ラブライブ!サンシャインの果南ちゃんを造形中。

 善子ちゃんの造形は服が大変そうなので、ウエットスーツの果南ちゃんを先に作ろうと思いました。

 で、ウエットスーツを着込む前の生まれたままの姿の果南ちゃんの造形ができたので、途中経過としてアップしたのが、これ。

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 とまあ、全体はこんな感じです。

 で、顔の方は、

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という感じで、「ニッ」ていう表情を表現してみましたが、どうでしょう(^^;)

 で、現在クホリアで全体を出力中。

 上手いこと出力できればいいなあ。

 あと、分割とか複製とか考えずに作ったけど、髪の毛とかそこらへん大丈夫かなという不安が・・・

リギング

 果南ちゃんのポーズを作るため、リギングを入れていじっておりました。

 作る前にも、簡単な絵を描いてそれに向けて作っていたのですが、もっと良いポーズがあるんじゃないかといじりにいじって、時間だけが経ってしまった・・・

 

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 上の写真はリギングを入れてポーズを取らせたところです。

 zbrushのリギングは比較的簡単に作れて助かります。

 回転したりするとと肉が変に細くなってしまったりするところは、たとえばあばらもどきを追加したりして細くなってしまわないようにしました。

 が、それでも細くなっちゃたりしますが(T-T)

 そういう場合は、さっさとポーズ決めてスカルプトして肉を盛ったりした方が早いということを、無駄に時間をかけて気づきました(>_<)

 現在、肉付けしている最中なのがこれ。

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 顔は、別に作っているのを複製して体にくっつけました。

 まだ肉付けは途中ですが、大きな狂い(体を輪切りにしたとき右半分と左半分の厚さが違わないはずのところが違っているなど)は、リギングでポージングしたらあまりない気がします(私がまだまだ未熟ということもありますが)

 善子ちゃんはmodoでポージングしてみようと思います。

 

 

 

とりあえずリトポまで

 来年の夏のワンフェスに向けて、ラブライブ!サンシャインの津島善子ちゃんと松浦果南ちゃんのモデリングを始動。

 とりあえず津島善子ちゃんの素体のリトポまでできました。

 いやぁ、遅い遅い(苦笑)

 大まかな形はzbrushを使用して、リトポはmodoを使用しました。

 modoでリトポする前にzbrushのポリペイントで下の写真みたいにポリゴンを描き、

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で、そのままgozでmodoへと持っていったら、ポリペイントが消えていたので、調べたらテクスチャにポリゴンを描かないといけないとのこと。

 また描くのも面倒だし、ポリペイントに描いたやつをテクスチャに写す方法があるはずということで探したら、

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 toolのtexture mapのnew textをクリックして新しいテキストを作り、uvマスターのunwrapをクリックしてuv設定(展開?)して、再びtexture mapのNew from polypaintをクリックすれば、ポリペイントで描いていたポリゴンがテキスチャへと写りました。

 それだけのことなのに、知るのにえらい時間がかかった(>_<)

 ちなみに写真のポリゴンについても、できるかぎり四角ポリゴンがいいとか、なんかルールがあるらしく、当初、手のひらの赤い部分が三角ポリゴンだったのですが、ポリゴンを張っているうちに、顔にも二つ三角ポリゴンがあり、顔と手のひらの間に一本線を引くと四角ポリゴンになり、結果、すべて四角ポリゴンとなりました。

 上のポリゴンの流れは、『zbrush デジタルスカルプティング 人体解剖学』という本を参考にしました。

 できたのが、これ

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 四肢も、前回みたいに細すぎないと思います。

 これを流用して、果南ちゃんの素体も作成していきたいと思います。

 

 前回、クホリアのステージが下へ降りるときに変な音がしていたのですが、社長さんから、一部分で音が鳴るときはグリスが不足しているとのことで、グリスを送っていただき試したところ、音が無くなりました。

 素早い対応、ありがとうございます。

ついに!!...そして(T_T)

 ついに来ました!クホリア!!

 

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 結構きれいに造形してくれます。

 

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 写真では見づらいですが(^^;)

 ABSの0.3ミリノズルで積層0.05でやりました。

 手軽にプリントアウトできるので(1時間半ぐらいかかりましたが)データではなく物として確認できるのはありがたいです。

 ただ万事順調では無く、途中でノズルが詰まって出なくなり、「ノズルユニットの口金を外す」と書いていたけど、「口金」って何?というところからはじまり、結局ノズルユニットを外してユニットを持ちながら電熱でノズルを温め、清掃棒をユニットの上の入り口から押し込むなどして詰まりは解消したと思ったら、ノズルと造形ステージとのセッティングに時間がかかってしまった。

 セッティングのとき、ノズルユニットが無茶苦茶手前までくるので、六角レンジでノズルユニットを締めるのが大変でした。

 しかも造形ステージのぎりぎり端にノズルユニットが来るので、スペーサーの上にノズルを落とすと、ステージからわずかにノズルが落ちていたのか、再び造形しようとした際、ノズルが真ん中へと行くときに造形ステージを引きずるような音がして真ん中で動かずとか色々ありました。

 そしてなんとか造形を再開し、できたと思って喜んで造形ステージからサポート材を外したときに悲劇が!!

 

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 造形ステージの上に貼っていた定着シートごと剥がれてしまった(T_T)

 ABSを剥がすのって、こんなに固いの???

 パーツクリーナーは必須なのかな?

 定着シート張り替えないと(T_T)

塗装終了

 なんとか塗装を終えました。

 フィギュア製作の色見本としての塗装です。

 リアルで塗装するとなると、塗装の腕が必要なのですが、それも現在勉強中です。

 勉強することが多くて大変だ(T_T)

 とりあえず塗装したのがこれ。

 

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youtu.be 色つけると、いいね(^o^)

 モデリングの粗さもより出てしまっているような気がしますが(>_<)

 一旦、みつまちゃんは終了し、クホリアが来たときにすぐプリントアウトできるよう、明日からは分割の勉強をしていきたいと思います。

 ただそうなると造形でアップするネタがネタが無さそうなので、当分は、自分が購入したフィギュアのレビューでもアップしようかしら(^^;)