ゼロから始めるデジタル造形

アラフォーのおっさんが、今更ながらデジタル造形師を夢見て日々邁進(ときどき寄り道)しております。

HUNTER使ってみた

 

 何とかHUNTERの使い方がわかってきた。

 VATフィルムを5枚も犠牲にしたけど(>_<)

 使用したレジンは、SKさんのWanhao通常レジン、クラフトラボさんのxULUTRAレジンとxFLEXレジン。

 純正レジンは高いので使わずに大事にとっております(;^ω^)

 

 光造形はFDMと違って、きちんとプラットフォームにラフトが付いて造形できているかが造形最初の段階では全然わからず、数時間たって(造形スピードやレジンの量にもよりますが)プラットフォームがレジンから顔を出して初めてきちんと造形できているかどうかわかるという状態でした。

 そのせいでプラットフォームに造形物が付いていないことが目視できたときには、VATフィルムに造形なりそこなったのが固まっていて、取るとVATフィルムが破れてしまうという悲惨な出来事の繰り返し( ;∀;)

 何気にVATフィルム値が張るし。

 おかげでVATフィルムの交換は無駄に上手くなった気がします(苦笑)

 でも最近は、プラットフォームが上がるときに造形物がVATフィルムから離れるときに鳴る音で、プラットフォームがレジンの中にあってもプラットフォームに造形物が付いているかどうかなんとなくわかるようになってきた感じ。

 他の人はどうやって判断しているのかな?

 

 

 上の写真は、髪はxULUTRAレジンでそれ以外はWanhao通常レジンで出力したもの。

 Wanhao通常レジンの方がxULUTRAレジンよりも安いのでそういった意味では気軽に使いやすいかも。研磨もしやすい。

 で、xULUTRAレジンの売りである高靭性だけど、HUNTERでも出ます。

 それが下の動画。


クラフトラボ xULUTRAレジン

 ただ、クラフトラボさんのMIRACLPで出力してtwitterで流れている動画に比べると高靭性は弱い気がします。

 2ミリ強の太さまでなら押したら曲がり離せば戻りますが、それ以上の太さになると硬くて押しても曲がりません(無理に押すと折れました)

 スライサーの設定をもっと突き詰めればあの動画みたいになるのだろうか。

 それでも私にとっては十分で、フィギュアの髪にはもってこいのような気がします。

 髪の細いところは通常レンジだとすぐ折れて困っていたので。

 研磨もできます。

 

 xFLEXレジンですが、これはこれで面白いレジンです。空気中に置いておくとソフビのような質感になり、IPA(私は無水エタノールを使いましたが)に漬けておくとシリコンのような質感になると付属説明書に書かれているとおり、質感が違う。


クラフトラボ xFLEXレジン01

 


クラフトラボ xFLEXレジン02

 上の動画がソフビのような質感。

 下の動画がシリコンのような質感。

 動画アップしたけど動画みても質感の違いってわかんないよね…(´;ω;`)

 ただ共に背中側がサポート面ですが荒れておりどう処理すればよいかいまいちわかりませんでした。

 もしかしたらもっとスライサーの設定をいじれば磨きやすさも兼ね備えた出力が可能なのかな。

 サポート面の処理さえクリアできれば、色々楽しめそうな気がします。